100PROJECT

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サキシマmeets!~咲洲で働く人・団体・企業がフラットに情報発信・共有・交流できる場~

アジア太平洋トレードセンター株式会社/後援:コスモスクエア開発協議会

サキシマmeets

サキシマmeets!事務局

TEL:06-6615-5230 
Email: meets@atc-co.com
担当:福井、増田、田中
※主な活動はfacebookにて配信
https://www.facebook.com/sakishima32

プロジェクトの概要

咲洲で働く人・団体・企業がフラットに情報発信・共有・交流できる場がサキシマmeets!です。
近隣で働く企業・人の顔が見える関係づくりから、メンバー間のコミュニケーション、連携や共創が促進される事により、咲洲のブランディングや地域活性化に繋げることを狙いとしています。積極的な連携・協業を促進するために、参加メンバーによる分科会や研究会、サークル活動などを行っています。会を通じて仲間を募り、自主運営のもと活動を行い、定例会において、活動発表を行っています。

<定例会 予定> 
※奇数月の第3金曜日 18:00~20:00に実施。
※緊急事態宣言等の影響により、開催日が変わる場合がございます。

参加費:無料
申込方法:WEBサイトから事前申込(必須)
https://www.atc-co.com/moushikomi

多様なセクター集積拠点の強みを活かし、地域活性化に貢献

今回はプロジェクトの担当者である、ATC(アジア太平洋トレードセンター株式会社) 広報企画室長の福井崇之氏、ODP(大阪デザイン振興プラザ)チーフインキュベーションマネージャー増田たくみ氏にお話を伺いました。

ーープロジェクトが生まれた経緯を教えてください

福井氏 大阪ベイエリアの夢・咲・舞の三洲は、それぞれ特徴を活かした開発が進んでいます。夢洲(ゆめしま)は、万博とIRといったエンターテイメント。舞洲(まいしま)はスポーツのイメージが定着しています。
咲洲(さきしま)だけは「南港」として、イベントや展示会等に行く場所というイメージが根強く残っています。
一方でここ咲洲地区は、企業(研究開発拠点含む)、学校、行政、住民といった多様なセクターの集積が特徴であり、国もこの地区を「関西イノベーション総合戦略特区」と「特定緊急都市再生整備地域」と位置づけ、MICEや実証実験によるイノベーション創出拠点として支援をしています。
隣接する夢洲で大阪・関西万博の開催が決定し、IRの誘致活動も含め、大阪ベイエリア開発の機運が高まっている今こそ、南港ではなく咲洲として、地域が連携して進める活動とそのPRにより、活性化に繋げていきたいという思いがあります。
そのためには、まずは近隣で働く企業・人の顔が見える関係づくりを促進する「場所」をつくる必要性を感じ、「サキシマmeets!」を立ち上げました。

福井氏

福井氏(ATC/アジア太平洋トレードセンター株式会社)

顔の見える関係性づくりが、サキシマに来る理由になる

ーーどのような経緯を経て、出来上がっていったのでしょうか?

増田氏 私自身、ATCにあるデザイナー・クリエイターの独立・創業支援施設「ODP(大阪デザイン振興プラザ)」に着任してから、同じように「場所」に対する課題を感じていました。
デザイナーやクリエイターは、ハード面においての制約が少なく、どこでも仕事ができる方が多いです。ですので起業、経営支援やネットワークづくりのサポートなどのソフト支援を除くとこの場所でなければならない理由はあまりありません。そこでODPに入居しているクリエイター同士による協業促進に加え、「継続的にこの場所に来る理由」を作っていくことが必要なのではないかと考えていました。
咲洲地域には企業や行政が集積しているため、彼らクライアント候補がチラシやWEB、動画などの広報物を作ろうと思った時に、まずはODPを思い浮かべていただくような流れにできないか。そしてそれが結果的にこの場所(咲洲)に継続的に来る理由につながるのではないか。そういった思いから、福井さんにご相談したところ、周辺企業とODPクリエイターとの情報交換会を実施しようというアイデアが生まれました。

福井氏 ATCとしても以前より入居企業や周辺企業とのコミュニケーション・連携が十分でないという課題を感じていたので、情報交換会を通じて、企業連携が進む事を期待し企画しました。コロナ禍前だったので、会の後にはお酒を飲みながらコミュニケーションを深める事もできました。
特に咲洲に来て間もない企業様からは大変好評でした。新しい場所で、右も左もわからない中、お互いの顔と名前と活動を知り、関係性を構築しているということは、安心材料になるのでしょう。
この情報交換会で得られたものは多く、これがきっかけとなり「サキシマmeets!」という場を公式に作ろうということが決まりました。

増田氏 実際にその情報交換会をきっかけに、ODPのクリエイターと企業様とのマッチングが起こりました。企業様が開発しているサービスの実証実験にクリエイターが協力する代わりに、その企業様の広報物を作るといったような内容です。このようなコミュニケーションを取ることで、他にも事例が何件か生まれ始めています。
やはりこうした交流や情報交換の場があると、そこで「顔」の見える関係が生まれ、化学反応が起こっていくのだなと感じています。

増田氏

増田氏(ODP/大阪デザイン振興プラザ)

色々なプレイヤーを巻き込むことで、多様性のあるネットワークに

ーーサキシマmeets!の全体像を教えてください。

福井氏 サキシマmeets!の主な狙いは4つあります。
(1) 近隣で働く企業・人の顔が見える関係をつくる
(2) 自主的な連携・協働を促進する
(3) 夢洲で開催される万博を応援し、地域の活性化に繋げる
(4) 咲洲のイメージアップと知名度の向上を進める

これらを実現するために、コスモスクエア開発協議会の会員企業様または会員企業施設の入居企業様に勤務している方(またはその企業様からの紹介で事務局の承認を受けた方)を対象に、2カ月に1回のペースで無料の「定例会」という情報交換や交流ができる場を設けています。この場に集まった方々が、興味のある分野や趣味を通じて仲間を募り、分科会や研究会、サークルというカタチで活動を掘り下げてもらっています。その活動発表や更なるメンバー募集は定例会で行っていただいています。

2021年6月11日(金)、コロナによる緊急事態宣言下ではありましたが感染予防策を万全に、サキシマmeets!のキックオフミーティングを開催しました。約35社60名に集まっていただき無事スタートを切る事ができました。
今後は、奇数月の第3金曜日に定例会を開催していきます。

一方で、テーマ毎に分科会・研究会・サークルを立ち上げ、実活動に取り組んでいます。既に「おそうじ委員会」、「咲洲革命lab(こどもEXPOでエデュテイメントを実現させる)」「韓国知ってる会(サークル)」などが活動を開始しており、定例会で取り組みを発表し、活動の輪を広げてくれています。

サキシマmeets

サキシマmeets!のキックオフミーティングの様子

おそうじ委員会

「おそうじ委員会」の定例活動の様子

韓国知ってる会

「韓国知ってる会」の立ち上げ発表の様子

ーー今後どのように成長・展開していくのでしょうか。

福井氏 今後の展開はこの定例会の継続発展と分科会・研究会等による実動が鍵を握ると思っています。
全体会では、もっと沢山の参加者を集め、多様性を広げていきます。参加メンバーが自主的に分科会を発足できるような働きかけを行い、数を増やし具体的な実績を上げていくことをサポートします。

また今後の展開をサポートするにあたり、2021年4月1日に「OFFICE LOUNGE PORT(オフィス ラウンジ ポート)」という入居者向けの共同スペースをオープンさせました。リフレッシュはもちろん、交流、商談スペースとして幅広く活用できる場所です。
定例会の開催や、分科会等の交流も本スペースを使って行っています。

OFFICE LOUNGE PORT

ATC/ITM棟6階「OFFICE LOUNGE PORT(オフィス ラウンジ ポート)」

オフィスラウンジ ポート

オフィスラウンジ ポートにて/左:福井氏、右:増田氏

ーー具体的に、どのような場にしていきたいのですか?

福井氏 そうですね。あまり硬くならないようにフランクでフラットな関係づくりをサポートしていきたいですね。
仕事のような集まりもあるし、ボランティアみたいな活動もあるし、サークルみたいな活動もある。仕事がうまくいっていない時期、鬱々とした気分になっていても、サキシマmeets!のメンバーに会えたらそれだけで活力がもらえる…など、そういった側面があってもいいのかなと思います。

増田氏 参加者の方々がこのプロジェクトにもう少し深く関われるようにと、参加者の中から3名を事務局サポーターとして運営企画や事務全般に幅広く協力していただいています。色々なプレイヤーを巻き込んで誰もが参加したくなる多様性のあるネットワークにしていきたいですね。また、定例会でのグループワークの仕方を工夫するなどして、短い時間でも深く交流できるようなアイデアを事務局サポーターと一緒に考えどんどん実現していきたいです。
このような取り組みの先に、咲洲で働く人なら誰もがサキシマmeets!を知っているというよう認知度をあげていきたいです。

事務局サポーター

事務局サポーター(左から) 森ノ宮医療大学 桑島理絵さん、大阪府 辻田拓司さん、OFFICE ENNICHI 高間俊輔さん

ーー具最後にメッセージをお願いします。

福井氏 その地域が持っている財産は、余す事なくその地域の人たちで活用していけるような仕組みや意識づくりができれば、自然と地域活性化につながっていくのではないかと考えています。そしてこれは、ATC単体では絶対にできないことです。
2025年に万博開催が決まり、今こそ地域の活性化を、ここで働く人達の顔のみえる関係づくりを始める絶好のチャンスだと考えています。
咲洲に活動拠点がある方、地域の企業・団体と繋がりたい方、ここ咲洲で何かチャレンジをしてみたい方、是非、サキシマmeets!にご参加ください。お待ちしております。

サキシマmeets!事務局

TEL:06-6615-5230 
Email: meets@atc-co.com
担当:福井、増田、田中
※主な活動はfacebookにて配信
https://www.facebook.com/sakishima32

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