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移動ソリューション実用化プロジェクト「ROBOLUTION」

株式会社ロボリューション

移動ソリューション実用化プロジェクト「ROBOLUTION」

【株式会社ロボリューション本社】大阪府高石市高砂3丁目24番地
【ショールーム】大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビル ITM棟 3階
業種:サービスロボット/モビリティ開発・導入プロデュース
http://robolution.jp/home.html
http://www.robot-revolution.com/

プロジェクトの概要

ロボットとモビリティを複数台連結した自動運搬システムを活用し、「モノ・人・情報の円滑な移動」をキーワードに、次世代に向けた移動ソリューション実用化に向けてビジネス創出を推進しています。
人手不足の解消、より効率的なサービス商業空間の創出に向けて、空港や大型商業施設への活用提案、ロボット&モビリティが移動することで生まれる付加価値の提案、2025年大阪・関西万博を視野に新たなチャレンジを継続しています。

「モノ・人・情報の円滑な移動」がキーワード

ーープロジェクトの目的や経緯を教えてください

小西氏 本プロジェクトの目的は、「モノ・人・情報の円滑な移動」をキーワードに、次世代に向けた「新しい移動ソリューションビジネスを創りだすこと」です。
具体的に言うと、「自律走行誘導ロボット」「荷物運搬型モビリティ」「人搭乗型モビリティ」といった3機種を複数台連結した自動運搬システムをシーンごとにその組み合わせを変えて活用することで、その場所が持つ課題や、企業課題を解決したり、新しいニーズを掘り起こしたりします。

日本では空港や商業施設などの広大なサービス空間でも、当たり前のように「人」が移動します。近距離であれば特に問題はないのですが、例えば空港内で2〜3km離れた別場所に飲料などの重い荷物を運ぶ際にも、手押し車で人が何度も往復し荷物を運ぶという人海戦術的な行動が多く見受けられます。

また商業施設などでは、タテ方向の移動であるエレベーターやエスカレーターが当然のように導入されるのに対し、ヨコ方向の移動については歩く歩道ができたくらいで、その他はここ何十年もの間、何のイノベーションも起こっていません。

これらを「課題」として捉え、このモビリティロボットを活用することで、空間計画の際に当たり前に組み込まれる移動ソリューションへと昇華していくことが課題解決につながり、新たなビジネス創出につながると考えています。

プロジェクトへの想いを語る小西氏


左から自動追従モビリティ(ヒト搭乗型)01/自動追従モビリティ(ヒト搭乗型 小型)01G/自律誘導モビリティ02M/自動誘導ロボット03

ーーどういったシーンで活用されているのでしょうか

小西氏 広大なサービスエリア・空間での活用提案を積極的に行っています。
空港や物流センターでは、モビリティロボットがフロアを走り目的地までヒト・モノ・情報を運ぶことで、人手不足の解消や、非接触での移動が期待できます。ショッピングモールでは、モビリティロボットに乗って来場者の移動が可能です。先頭を走る誘導型ロボットは、目的地までの移動はもちろん、スピーカ機能を使って店内アナウンスを行うなど、インバウンド需要や高齢者へのサービスとして期待ができます。

また、新型コロナウイルスでの生活様式の変化により、移動時のソーシャルディスタンスをキープしつつ、人との接触機会を減らせる面でも、さまざまな方面で注目を集めています。

実際に、小型の人搭乗型追従モビリティ「ROBOLUTION 01G」は、協業するシンガポールDoog社により、シンガポールのチャンギ空港に20台程が導入・運用されています。
※「ROBOLUTION 01G」は、協業しているDoog社のガルーをベースとしたロボリューションによるカスタマイズ機器の名称です。

空港・物流センターなど


ショッピングセンターなど

小西氏 最近では「高齢者向けのサービスに活用できないか」とご相談いただくこともあります。
某大手家具店では、安全性確保の観点から、電動の車いすの貸し出しはしておらず、女性スタッフが、車いすに乗ったお客様を後ろから押して、店内を案内するといたオペレーションがあるとのこと。力の要る作業であることに加えて、お客様へ後ろからしか接客することができないため、表情を見ながら提案ができない点が課題でした。

「ROBOLUTION 01G」を使えば、スタッフがお客様の正面に立ってお客様の様子を伺いながら接客ができるため、購買チャンスを逃さずかつ、ついで買いなどのアクションも期待できると言われています。

ーー先日リリースされた05Gは、どのような機能を持つのでしょうか

小西氏 ROBOLUTION 05は、小型の自動誘導専門のロボットになります。
本シリーズの他機種ですと、足元にセンサーがついているので人混みの中では空間認識(マッピング)ができないという課題がありました。そこで今回は今までの足元の障害物を感知し、必要であればそれらを避ける機能に加えて、高さ1800㎜の位置に、空間を認識するセンサーを搭載することで解決しています。
1m80cmの位置に空間の形状を認識するレーザーセンサーを設置し、人ごみの中でもスムーズに空間を認識することが可能になりました。(メモリトレース方式)

ロボットの外観についても、遠くから見た時に、空間のランドマークになるようにしたかったので、その辺りにもこだわりました。

「使用権」を販売するビジネスモデル構築を目指して

ーーこのプロジェクトは、今後どのように成長・展開していくのでしょうか?

小西氏 ROBOLUTIONのショールームを実際に見てもらうとロボットがずらりと並んでいますので、まるで車のディーラーのように思われて、さてどのロボットを選ぼうかな…なんて仰る方もいらっしゃいます。
しかし当社が実現を目指しているのは、ロボットの「製造⇒販売」という所有権を売る一般的な商流ではなく、所有権はロボリューションが保持したままで、お客様が使用した分だけ支払う「使用権」を販売するビジネスモデルの構築です。
上記の某大型家具店でも、「土日の夕方だけ貸してもらえるとありがたい。」といったご意見を頂いたりしているので、そういったニーズは潜在的に多いのではないかと思います。

課金システムにおいても、カーシェアリングシステムのようにWEBサイトからボタンひとつで予約ができ、時間になるとロボットが使えて、ネットで決済ができる。こういった流れを構築することで、より使いやすく、より便利に、サービスとして日常に溶け込んでいくのではないかと考えています。

現在は、サービスインしていくためのシステムを検討中でして、予約から請求書発行までワンストップでできる仕組みや、走行距離計測、ユーザーのマーケティングデータの蓄積など、さまざまな機能の実装を考えています。

ROBOLUTIONショールーム(ATC/ITM棟 3F)

今後の成長に欠かせない「付加機能」

ーーこのプロジェクトが成長する過程で、ポイントになるのはどういった点ですか?

小西氏 本プロジェクトのビジネスモデル確立において欠かせないのが、「移動ソリューション」と「既存のサービス」を掛け合わせた「付加機能」の展開になります。
これらをどう展開していくかが、このプロジェクトの醍醐味でもあり、一番根幹の部分だと思っています。

付加機能の多くは、既にあるサービスです。これに「移動」という手段を加えることで、ビジネスとしての広がりが期待できると考えています。

5Gの高速大容量な通信網があれば、様々な新しいサービスを実現できます。
例えば、サイネージを搭載した「ROBOLUTION 02」がATC2階のメインフロアを契約時間内、移動するとします。その移動中にATC6階の店舗紹介の映像を流し、「画面に表示されているQRコードを読み取ると、今すぐ使えるクーポンが発行される」といった付加機能をつける。そうすることで、従来の広告より高い価値と効果が期待できると考えています。加えて、ATCに入居されている店舗の数だけ同じサービスを展開することができます。

その他、モビリティロボットにカメラをつけて館内を夜中じゅう走らせれば巡回警備業務になりますし、モップをつけたら掃除スタッフになります。セルフレジをつければ動く店舗にもなります。こうしたシーンに応じて付加機能を変えたロボットを1時間◯◯円で貸出します。というストーリーができあがれば、このビジネスの幅はかなり広がります。

既にロボットに付加できそうなテクノロジーを持っておられる企業様は、数多くあります。
当社も所属しているロボットビジネスのネットワーク「アイローボ」(ATC3階に入居)に所属している会員企業様も、活用できそうな優れた技術をいくつも持っておられます。あとはそういった企業様とコラボして短期にサービスインしていくことを目指しています。

当社のショールームがあるここATCでは、実証実験がしやすい環境が整っているので大型のショッピングセンターのサービス事例を作るには、絶好の場所です。ここでさまざまな事例を作って横展開していきたいと考えています。
上手くいけば、万博で運用したいという野望もあります。笑

試乗体験してもらうことが、このプロジェクトのスタート

ーー最後にメッセージをお願いします

小西氏 よく、モビリティロボットに乗った方から、「この感覚を乗ったことがない人に説明するのが難しい」という声をいただきます。
そうなんです。なかなかこういったものが従来にはないので、比較体験ができないですし、乗った感覚を言語化するのも難しいです。また、気にはなるが具体的なビジネスにつながるイメージが湧きにくいので、次の一歩が出ないという企業様もいらっしゃいます。

でも、そういった方々にもまずはショールームにお越しいただき「試乗してください。」とお伝えするようにしています。
乗った人にしかこの感覚はわからないですし、体験して初めて見えてくるものもあります。試乗すると自社のビジネスにどう活かせるのか想像が膨らみます。
まずは試乗していただくことがこのプロジェクトのスタートです!

移動ソリューション実用化プロジェクト「ROBOLUTION」

【株式会社ロボリューション本社】大阪府高石市高砂3丁目24番地
【ショールーム】大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビル ITM棟 3階
業種:サービスロボット/モビリティ開発・導入プロデュース
http://robolution.jp/home.html
http://www.robot-revolution.com/

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