100PROJECT

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大阪ベイエリア MICE サスティナブル行動宣言 ~SDGsの達成に向けて~

インテックス大阪/大阪南港 ATC/ハイアット リージェンシー 大阪/ホテルフクラシア大阪ベイ/大阪観光局

MICE

大阪ベイエリア MICE サスティナブル行動宣言 〜SDGsの達成に向けて〜

大阪ベイエリア MICE https://osakamice.jp   
インテックス大阪 https://www.intex-osaka.com/jp/
大阪南港 ATC https://atchall.com
ハイアット リージェンシー 大阪 https://www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/hyatt-regency-osaka/osaka
ホテルフクラシア大阪ベイ https://www.kensyu-center.jp
大阪観光局 https://osaka-info.jp

プロジェクトの概要

大阪湾を望むベイエリアに、インテックス大阪、大阪南港 ATC、ハイアット リージェンシー 大阪、ホテルフクラシア大阪ベイ、大阪観光局の5つの団体で構成された組織「大阪ベイエリアMICE」。
大規模イベント施設、会議場、ホテル、レストラン・ショッピングが充実したエリアとして、MICE開催に必要な機能をすべて備えており、各施設のスペシャリストたちの豊富な経験を生かし、誘致活動などを通じてビジネスサポートを行っています。国内外を問わず数多くのゲストを迎えた実績も豊富にあります。

2015年9月に開かれた国連サミットで国際社会共通の目標(SDGs)が決定したことにより、企業様・団体様のSDGsに対する興味関心が高まってきたことを受け、大阪ベイエリアMICEとして共通の指標を定めるべく、2021年4月に「大阪ベイエリアMICE サスティナブル行動宣言 〜SDGsの達成に向けて〜」を発表するにいたりました。

今後は行動宣言を通じて、大阪ベイエリアMICEへの誘致活動やエリア活性化を狙いとし、SDGsの発信や取り組みに関心が高い企業・団体様へのサポートを行ってまいります。

万博開催が近づくにつれて、SDGsは確実にフォーカスされていく

ーープロジェクトが生まれた経緯を教えてください

中村氏 私たち「大阪ベイエリアMICE」は、インテックス大阪、大阪南港 ATC、ハイアット リージェンシー 大阪、ホテルフクラシア大阪ベイ、大阪観光局の5つの団体で構成された組織です。
大阪のベイエリアでイベントを開催される主催者様は、特に私たちの施設を複数横断して使うことが多いため、10年ほど前から連携してさまざまな協力、誘致活動を行ってきました。

2015年に国連サミットで国際社会共通の目標が決まってから、徐々に「SDGs」というキーワードを主催者様側からもよく聞くようになり、施設ごとに細かな規模の取り組みを行ってはいたのですが、大阪ベイエリアMICE組織として何か取り組みを始めないといけないな、と考えていたところに、万博会場がここと隣接する夢洲(ゆめしま)に決定しました。今後、万博が近づくにつれて必ず「SDGs」への注目度が増してくるはず。イベント開催の観点からも確実に外せないワードになってくることも想定して、これを契機に「大阪ベイエリアMICE」として、誘致活動とともにSDGsへの新たな取り組みを始めようという動きになりました。

中村氏

プロジェクトへの想いを語る中村氏/ATCコアメンバー

ーー具体的には、どのような取り組みを行っているのでしょうか

中村氏 SDGsへの新たな取り組みの第一歩として、できれば何か公式に発信できるようなものを作りたいという思いがありました。各施設がSDGsに積極的に取り組んでいるということを広く発信したい。今後SDGsを念頭に置いたイベント計画・実施を求められるので、そういった面からも主催者様を最大限にサポートしたいという目的がありました。

ただし、いきなり発信の内容を考えるとなると、私たちの今の状況では知識・理解不足だという認識もありました。また、5団体が運営している各施設の関係者はかなりの数がおりますので全施設に共有するという点でも、まずは組織のコアメンバーで勉強会・研修会を重ねて、SDGsへの理解を深めるとともに、現在施設で行っているさまざまな取り組みを情報共有しようという話になりました。
この研修会を通じて公式に発信できるものを作りたいという目標を持ちながら、回を重ねていき最終的には、「行動宣言」というカタチがみえてきました。

自社のSDGsへの取り組みを「見える化」する

ーー研修会で行ったことを教えてください。また、その中ではどのような発見がありましたか?

中村氏 研修会では、主に5団体の各施設がどのような取り組みをしているかの整理、情報共有を行いました。

取り組みの整理をするにあたり、現在施設で行っていることをSDGsの目標に紐づいたマッピングシートに落としていく作業をおこないました。今までは実際にコアメンバーでも、自社や他施設でなにをどれくらい実践しているのかがわかりにくいという課題があったのですが、このマッピングシートを使うと実際の企業活動と、SDGsの目標がどのように紐づくのかが実践的に理解できるので、非常に新鮮でした。
SDGsを「見える化」することによって、普段そこまで意識せずに行っていた企業活動が社会課題の解決につながっているということを実感することができました。
SDGsの目標や概要だけを読んで理解した気になっても、行動にうつせないと意味がありませんのでかなり勉強になりましたね。

こうしたSDGsの見える化の作業を元に、大阪ベイエリアMICEとして既にある程度取り組めていることは何か?加えて、これから目標達成に向けてチャレンジしていくことは何か?を話し合い、行動宣言としてのカタチを作っていきました。

また情報交換という意味において、研修会を通じて本当に細部に至るまでさまざまなことを話し合いましたので、組織としての結束もより強固になったのではないかと感じています。今までも月に1度のミーティングは行っていましたが、ここまで深く、ひとつの共通のテーマを話し合うことで、今後の大阪ベイエリアMICEとして考えていかなければならないことが、たくさん見えてきました。

花村先生

研修会の様子
講師役は、エコアクション21の審査員を務めATCコミュニティマネージャーでもある花村先生にお願いしました。


セミナー風景
会場風景
マッピングシート資料

マッピングシート資料

ーー行動宣言内にある目標は、どのように決まったのでしょうか。

中村氏 行動宣言として選んだSDGsの目標は、「5番・8番・13番・17番」になります。
・目標5/ジェンダー平等を実現しよう
・目標8/働きがいも経済成長も
・目標13/気候変動に具体的な対策を
・目標17/持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

研修会で行ったマッピングシートの結果で、横断的にみて各施設が取り組んでいることの重なりが一番多かったのが「8番・13番・17番」でした。ですので、これをベースに行動宣言を作り、目標達成に向けて邁進しようということが決まりました。

「5番」に関しては、各施設ともチェックの数は少なかったのですが、コアメンバー同士の意見交換を重ねる中で、これからの時代に必要なことであり、かつ皆でこの課題に向けてチャレンジしていきたいという思いが固まり、追加することになりました。
サスティナブル宣言(日本語)

サスティナブル宣言(英語)

ーー今後の目標や、具体的な取り組みを教えてください。

中村氏 大阪ベイエリアMICEは、誘致活動という目的で集まっている団体ですが、今後の私たちの活動において、SDGsに貢献するという活動は避けては通れない事だと思っています。ですので、今回こうして行動宣言を発信できたことは、本当に大きな一歩だと思います。

ただ宣言するだけで終わってしまわないように、今後はこの行動宣言をきっかけに、さまざまなことに取り組んでいきたいと考えています。
まずは、MICE開催を考えておられる企業様・団体様に積極的に発信しSDGsを理解するきっかけにしたり、SDGsにご興味はあるけれどどう取り組んだらいいのか分からない企業様・団体様をサポートしていけるような存在になりたいと思っています。

まずは2025年万博開催までにどこまで広く積極的に発信していけるのか、どれだけ行動を起こせるのか、これらを今後の課題として取り組んでいきます。

大阪ベイエリア MICE サスティナブル行動宣言 〜SDGsの達成に向けて〜

大阪ベイエリア MICE https://osakamice.jp   
インテックス大阪 https://www.intex-osaka.com/jp/
大阪南港 ATC https://atchall.com
ハイアット リージェンシー 大阪 https://www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/hyatt-regency-osaka/osaka
ホテルフクラシア大阪ベイ https://www.kensyu-center.jp
大阪観光局 https://osaka-info.jp

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