100PROJECT

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「テクノロジー体験」が子どもの夢や自信につながる!キッズテックエキスポ

一般社団法人i-RooBO Network Forum/株式会社キッズプロジェクト

キッズテックエキスポ

キッズテックエキスポ

https://kids-project.jp/kte/

一般社団法人i-RooBO Network Forum

大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビル ITM棟3F D-1
https://iroobo.jp

株式会社キッズプロジェクト

東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15F
https://kids-project.jp

プロジェクト概要

「STEAM教育」をテーマに、「テクノロジー」を遊びながら学び、子どもたちの夢や自信のきっかけをつくる体験型ワークショップイベント「キッズテックエキスポ」。

STEAM教育をテーマに、子どもたちにテクノロジー体験を。

今回は、株式会社キッズプロジェクトの山田氏と、一般社団法人i-RooBO Network Forum
の高島氏にお話を伺いました。

ーー「キッズテックエキスポ」とは、どのようなイベントなのですか。

山田氏 キッズテックエキスポは、プログラミングや電子工作などの「テクノロジー」を遊びながら学び、子どもたちの夢や自信のきっかけをつくる体験型ワークショップイベントです。
主に小学生から中学生までを対象にしています。コンテンツによっては、中高生、大人も十分楽しめます。

高島氏 テクノロジーという括りの中でも「STEAM教育」をテーマに、企画を展開しています。STEAM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字をとった言葉で、これらの学問を組み合わせた総合的な教育を指します。科学や技術、芸術などの学問を統合的に学ぶことで、子どもたちが問題解決力や創造力を育み、現代社会で必要な能力を身につけることができると言われています。また、プログラミングやロボティクス、3Dプリンターなどの最新テクノロジーを使った学習も含まれていて、未来の社会で求められる人材を育成することを目的としています。

テクノロジー体験が、プロダクトの「作り手」視点に気づくきっかけに。

ーー子どものうちから「テクノロジー体験」をすることに、どんなメリットがあるのですか。

高島氏 キッズテックエキスポでは、プログラミングや電子工作、3Dモデリングなどさまざまなワークショップが体験できます。このようなテクノロジーの基礎体験を通じて、自分が考えたアイデアを形にできたという体験は、今後の子どもの人生に大きな意味を与えてくれると思います。
昨今、デジタル人材の必要性が叫ばれていますが、プロダクトの「使い手」ではなく、「作り手」になるためには、こうした体験の積み重ねが欠かせないと思います。

また、子どものうちから未来のテクノロジーを体験することで、将来の職業や興味関心の分野を発見するきっかけづくりにつなげることも狙いです。

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3Dモデリングワークショップ

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プログラミングワークショップ

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産業用ロボットに触れる体験

ーー今年で7年目なのですね。
本イベントは、どのようにステージアップしていったのでしょうか。

山田氏 はい。2019年から実施しているので、今年で7年目になります。
当初、出展者は企業が中心で、マーケティングや実証の場として、本イベントを使っていただいていたのですが、近年ではそれに加えて、学生団体が活動の一環として出展したり、大学の企画展示やロボット大会を併催したりしています。
ワークショップ体験だけではなく、色々な企画を通じて、テクノロジー体験ができるイベントとして成長しているのではないかと思います。

ーーワークショップ以外の企画とは、具体的にはどのような内容なのでしょうか。

高島氏 大きく2つあります。ひとつは、大阪芸術大学のアートサイエンス学科の学生作品展示ですね。
ロボット企業コンソーシアムであるiRooBOの理事や関係者がアートサイエンス学科で講師をしているご縁から、授業で作った作品を発表する場として、キッズテックエキスポを活用いただいています。
アートサイエンス学科で学ぶことは、ユーザー体験を伴うインタラクティブ要素の高いものづくりになりますので、学校だけでそれらを完結させるのは難しいんです。私たちのイベントで、実際にユーザーが使っている姿を見ることで、得られることもたくさんあります。

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大阪芸術大学 アートサイエンス学科 学生作品展示

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そしてもうひとつは、二足歩行ロボット格闘競技会「ロボファイト」ですね。
パンチやキック、投げ技などを駆使して対戦ロボットを倒す競技です。この大会をキッズテックエキスポと併催で行いました。
壮絶なバトルシーンが見もので、毎回多くの観客で賑わいます。ワークショップ体験に来た子どもたちも目を輝かせてロボットの繰り出す技を見入っていました。

ロボファイト

ロボファイト会場

ロボファイト会場

また、ATC 3階にある「RoBO&Peace」という子どもたちの週末ワークショップを実施している施設があるのですが、そこでロボファイトに出場したい子どもたちのための事前講習を実施しました。
基本的に大会出場者は全国の子どもから大人まで集まってくるのですが、RoBO&Peaceで講習を開くことで、一人でも多くの子どもがロボットやテクノロジーに興味を持つ機会を増やせないかと思い、取り組みました。

ーースタッフ要項のひとつに「ダイバーシティ&インクルージョン」の視点を取り入れていると聞きました。

山田氏 はい。今後、社会が「ダイバーシティ&インクルージョン」の視点を持って進んでいくことは間違いないので、そこは大きなテーマだと思っています。まずはスタッフにその意識を持ってもらおうと、要項のひとつとして取り入れました。いずれはイベント企画にも取り入れていきたいと思っています。
ダイバーシティ&インクルージョンを実現するためには、テクノロジーは不可欠な存在です。テクノロジーを活用することで、身体的・地理的・時間的な制約を超えて、多様な子どもたちが参加しやすい環境を実現できます。そして、身体精神に関わらず、どんな子どもでも楽しめるイベントづくりを目指していきたいと思います。

凄まじい吸収力、ここでの体験を生きるエネルギーに変えて。

ーーさいごにメッセージをお願いします。

高島氏 年々、参加する子どものテクノロジーに対する認知度やレベルが上がっているように感じます。時代に応じて子どもたちのレベルは当然上がっていくので、イベント運営者として、常にアンテナを張って、面白い企画に取り組んでいきたいと思います。

山田氏 どもたちは本当に正直です。テクノロジーというと、大人が怖がって躊躇してしまうようなことでも、面白ければ子どもたちは全身で楽しんでくれます。そして、凄まじい吸収力で生きるエネルギーに変えていきます。
このイベントでの体験を通じて、一人でも多くの子どもの未来が明るくなることを願っています。

本日はありがとうございました。

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