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先端技術を身近に!〜様々な社会課題に柔軟に対応するために〜

株式会社デナリパム

株式会社デナリパム

株式会社デナリパム

デナリパム ATC研究開発室
559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビルITM棟 6階 M-1-14
https://www.denaripam.com/lp
※ソフト産業プラザTEQS入居企業
https://teqs.jp/incubator/denaripam

プロジェクトの概要

「先端技術を身近に」を社是に掲げ、先端技術のAI・ロボット・IoT・5G等新技術の研究開発を中心に、その成果を活用した受託での企画・開発支援を提供しています。本プロジェクトでは長年培ってきた技術力をベースに、搬送用マイクロモビリティ「デナホバー」、非接触操作システム「ビジョンコントローラ」を企業に提供し、単純労働作業をロボット化・自動化し、中小企業の深刻化する人手不足と、生産性向上に貢献します。

先端技術がもっと身近になれば、様々な社会課題に柔軟に対応できる

今回は、株式会社デナリパム創業者兼代表取締役である井本氏にお話を伺いました。

ーー御社の事業を教えてください。

井本氏 弊社は「企業様の想いを、技術でカタチにする」をコンセプトに、AI・ロボット・IoT・5G・XR・EdTechなどの先端技術を活用した様々なビジネスサポートを行っています。
先端技術を活用した製品の「研究開発」が中心事業で、これら研究開発の成果をもとに企画から試作開発までをサポートする「DX企画・開発支援」に取り組んでいます。特にスタートアップには、資金だけでなく想いの実現に必要な、技術提供を含めた様々な支援の実施を行っています。このように、ビジネスのベースは受託開発が中心で、製品やサービスではなく「先端技術の提供」を行っています。
分野は敢えてあげるなら製造業ですが、技術力がメインの会社になりますので、企業様が必要とする要件や技術力に合わせて分野が紐づいています。なので、分野は幅広いですね。

井本氏

事業への想いを語る井本氏

また私自身、複数の専門学校で講師や顧問をしています。講義内容は、AI、ロボット、XRが中心で、使用しているEdTech教材は自社開発製品を利用しています。自社開発のEdTech教材は、専用のソフトウエアを必要とせずブラウザだけで、軽量AIでの画像認識や音声認識を行う技術を採用しているため、パソコン画面の前で人が手を動かしたり、話をしたりすると、それに合わせてアバターが同様の動きをするなどの先端技術を学習できます。XR分野の授業では、最近話題のメタバース空間を制作する講義も行っています。

ーー製品・サービスではなく「先端技術の提供」にこだわる理由を教えてください。

20年ほど前になりますが、「先端技術」に対しての格差や、それに伴う中小企業の深刻化する人手不足・生産性の低さに課題を感じたことから、が始まりでしょうか。
いわゆる技術のパラダイムシフトが起こっていたとされるパソコン、ネットワーク、インターネット普及期、当時私は大手企業と取引のある技術専門会社の役員をすると同時に、中小企業で生産・販売管理などの基幹系エンジニアをしていました。その両方の視点から、先端技術を「知っている」のか「知らない」のかで格差の開きが生まれることを、身を持って体感していました。

大手企業は先端技術を活用して様々な製品・サービスをリリースします。しかし、完成した「モノ」に様々な先端技術が詰まっていても、ユーザーからはそれがわかりません。パッケージとしてしか見られていないので、非常に閉じられた範囲でしか技術が活用できていないのです。先端技術がもっと身近になれば、企業などの当事者ごとの様々な課題を自身で柔軟に解決することが容易になります。また、弊社は技術の専門家として、自身の業務の専門家である顧客とタッグを組むことで、初めて最適な技術活用視点と業務フロー視点での課題解決に乗り出せると考えています。
そうした背景をもとに弊社社是は、製品のサービスインを目指すのではなく、AI・ロボット・IoT・5G・XR・EdTechなどを活用して、企業や教育機関などの様々な顧客の想いや実現したいことをカタチにするという内容にし、ビジネスサポートに徹しています。

効率化というキーワードが、経営ビジョンを強化する糸口に

ーーどのようなプロジェクトを開始されたのでしょうか。

井本氏 弊社がこれまで培ってきた先端技術をフル活用し、製造業や物流業向けの事業支援を行いたいと考えています。
近年では、人手不足、生産性の低さに対する解決策として、AIやAGV(無人搬送車)、AMRなどのロボットを使用した自動化技術は大手企業を中心にある程度普及していますが、中小企業にはコストなど様々な理由であまり普及していないのが現状です。

この社会背景をもとに、本プロジェクトでは低価格で実現できる搬送用マイクロモビリティ「デナホバー」を企業に提供し、単純労働作業をロボット化・自動化し、中小企業の深刻化する人手不足と、生産性革命を実現したいと考えています。加えて、「ビジョンコントローラ」というAIを使用した非接触操作技術を提供し、感染症対策などの活用にも寄与したいです。

このような取り組みを通じて、個人の幸せや社会活動に対価を与えることができる余裕を生み出し、ワークライフバランスの推進・向上や、サステナブルな社会を実現する活動できる社会環境を実現したいと考えています。
具体的には、勤務時間を約2割カットできるよう、業務を効率化する。そして、その2割の時間を、ワークライフバランスの推進・向上や、サステナブルな社会を実現する活動(SDGs)に使う。効率化というキーワードから経営ビジョンの強化を図るような企業を増やしたいです。業務の専門家であるお客様と一緒に2割カットを目標とし、現行の業務をどのように効率化、省力化できるのかを考え、実現に向けて推進していきたいです。
目指すは、給料は同じで働く時間だけが短縮される。そんな理想を現実化したいですね。

ーー「デナホバー」について詳しく教えてください。

「デナホバー」は、搬送用マイクロモビリティです。60×20cmの小型サイズながらも最大百キロの荷物を時速15キロで運ぶスペックを持ち、非常に低価格な機材費で実現できます。実装テストでは高さ170cmのカゴ台車を索引することも可能でした。更にデナホバーにはAIカメラとの連携で人に追従することやIoTデータ連携での遠隔操作も可能です。製造現場の課題や要望に応じてカスタマイズしながら活用していきたいと考えています。
同時に、一般の家庭にも普及していくきっかけを探しています。例えば、お米や家具、本などを運ぶときに、自分の指示通りに動く力持ちのロボットが家庭に1台あれば、QOLがぐんと上がると思っています。室内ではもちろんのこと、外出時にも荷物を持ってくれたり、使い方はその人の生活に合わせて変えていければと思います。

また、デナホバーは、私がかかわる専門学校での活用も進めています。一般的に、学校の授業ではおもちゃに近い小型ロボットを制御することが多いのですが、本件では実物大の搬送ロボットを製作することをテーマにしています。


搬送用マイクロモビリティ「デナホバー」 人に追従している様子


搬送用マイクロモビリティ「デナホバー」 荷台を索引している様子

ーー「ビジョンコントローラ」について詳しく教えてください。

井本氏 「ビジョンコントローラ」は、ブラウザで動く非接触AIコントロールシステムです。
前述で専門学校でも使用しているとお伝えしましたが、軽量のAI認識技術を使用しており、専用のソフトウエアをインストールしなくても、ブラウザさえパソコンやタブレットに入っていれば、非接触での操作が可能になるというものです。具体的に言うと、ブラウザだけでリアルタイムに物体検知できるので、画面に表示したボタンやスイッチを画面やキーボードに触らず、ジェスチャーで操作できます。
この技術を製造現場の操作盤等と組み合わせて活用することで、操作の非接触化を図れ、感染症対策や衛生管理に貢献できます。
また、飲食店などのメニュー注文システムや、受付案内の自動化にも活用できます。ATC内にある先端技術を活用したビジネスのサポート拠点「ソフト産業プラザTEQS」のビジネスカフェ内で、この技術を使用した非接触の受付・案内サイネージの実証実験を実施しました。


非接触AIコントロールシステム「ビジョンコントローラ」 操作の様子

ーー今後の成長・展開について詳しく教えてください。

井本氏 現在は弊社の先端技術を認知していただくことにウエイトを置いています。そのためソフト産業プラザTEQSの「5G X LAB OSAKA」に、デナホバーとデナポータルの展示スペースを設けています。また、TEQS主催のビジネスセミナーで定期的に先端技術をテーマにした講座の実施や、ユースケースを探るための実証実験を重ねています。

デナポータルとは、ビジョンコントローラ技術などを活用した、全長約180cmの動くコミュニケーションデバイスです。遠隔操作で色々なキャラクターへの変身、音声合成によるおしゃべり、動画・静止画再生などが可能です。2020年にATCで開催された「ロボットストリート」というイベントにも出展しました。

デナポータル

コミュニケーションデバイス「デナポータル」 展示の様子

デナポータル

コミュニケーションデバイス「デナポータル」 イベントの様子

2022年現在、当社の技術シーズは、AI・ロボット・IoT、5G・XR・EdTech等多岐に渡ります。そのため、積極的かつ地道なPR活動こそが、裾野を広げるチャンスに繋がると考えています。BtoB、BtoCを問わず、様々な人たちに認知していただけるよう、弊社技術に触れていただけるVR展示場を開設しています。

中小企業が先端技術を知れば、日本社会が前に進む

ーー最後にメッセージをお願いします。

井本氏 近年、AIは一般化しマイクロモビリティは広く普及しています。しかし、過去のデジタル・ディバイドと同様で新しい格差が生まれているとも感じています。資金が潤沢にある企業だけがその恩恵を受けるという縮図では、日本の労働力不足などの社会課題は解決できません。
弊社がこれまで培ってきた先端技術を中小企業が活用することで、日本社会全体が一歩前に進むと信じています。

AI・ロボット・IoT、5G・XR・EdTech等の先端技術は、活用次第で様々なことが実現できます。ご興味のある方は、技術の専門家「デナリパム」にぜひご相談ください。タッグを組んで、ビジネスのアップデートを図りましょう!

株式会社デナリパム

デナリパム ATC研究開発室
559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビルITM棟 6階 M-1-14
https://www.denaripam.com/lp
※ソフト産業プラザTEQS入居企業
https://teqs.jp/incubator/denaripam

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